『点検』に対する考え方
安心安全なカーライフをお送りいただくためにも、日頃の自動車の点検はとても重要です。
運転免許を取得する際に、自動車教習所で習った運転前に実施する「日常点検」皆さんは、実施していますか?
日常点検は、慣れてしまえば所要時間5分もかかりません。毎日実施することに意味があります。
毎日顔を合わせるからこそ解る事がある
毎日生活を共にしている家族だからこそ、気づける『ちょっとした変化』て あると思います。パートナーや子ども・両親など、いつも顔を合わせている人と、朝起きて顔を合わせた時や、会社や学校から帰宅して顔を合わせた時に、「今日は体調悪いのかな?」とか「今日は機嫌悪いのかな?」とか「今日は元気ないな!嫌なことでもあったのかな?」など、いつもと違った変化に気づくことがあります。それは、その人の通常の様子・いつもの様子を知っているからこそ解かる変化だと思います。
今日、初めて出会ったひとが「体調が良いのか?」「体調が悪いのか?」「元気なのか?」「元気じゃないのか?」普段のその人を知らないと、わかりません。
自動車も家族と一緒
毎日毎日、同じ点検をしていても、点検の結果は変わらないかもしれません。でも、毎日点検することによって、その自動車の正常の状態を知ることができます。また、毎日毎日点検していれば、点検所要時間も短縮されて1分とかからずに点検できるようになるのではないかと思います。
いつもと変わらない正常な状態を知っていれば、いつもとは違った ちょっとした変化に気づくことができます。
車の故障も、人の病気やケガと一緒で、初期対応が早ければ大事に至ることは少なくなると思います。 主治医は、あきらかな病気やケガを診察診断して治療することができます。自動車整備士は、あきらかな故障を点検診断して修理することができます。
故障を未然に防ぐ
『未病』という言葉がありますが、発病に至らない軽い症状のうちに異常を見つけて病気を予防する。主治医よりも、整備士よりも、いつも傍にいる人だからこそ解かる事、いつも生活を共にしているからこそ解かる事、いつも気にかけている人だからこそできる事があります。
1年に一度の、健康診断や定期点検も大切ですが、毎日毎日の点検を大切にしましょう。