仕入の段階からこだわる
私たちのパッカー車中古車販売へのこだわりは、車両の仕入れ段階から始まっています。現状、私たちは車両の仕入れを主にオークションから行っており、その過程において私たちの専門知識と経験を活用しています。

今まで培ってきた
パッカー車点検整備の知識と技術を
私たちが長年にわたり蓄積してきたパッカー車の点検整備の技術と知識、そしてトラックメーカー各社の整備の技術と知識を、車両の仕入れに最大限活用しています。オークションが開催される前日から、私たちは出品リストをチェックし始めます。
オークションの出品リストに記載された車両情報や画像データを一つ一つ丁寧に確認します。多数出品されているパッカー車の中から、私たちが落札したいと考える車両を数台に絞り込み、その後オークション開催当日に開催会場に直接足を運びます。
特装車メーカー指定のサービス工場だからこそできる事
私たちの会社は、特装車メーカー指定のサービス工場であるため、車体に取り付けられた特装車メーカーのコーションプレートに打刻されている「型式」や「製造番号」から、その車両の仕様やパッカー車の形状、さらに新車納車時の記録を理解することが可能です。例えば、どの地域で使用されていたかといった情報からは車体の状態やパッカーの仕様を予測することができ、どの業種で使われていたかという情報からは、壊れやすい箇所や劣化しやすい箇所を推測することが可能です。さらに、架装物と車体を比較し、新車時との変化を検証することで、どのような取り替えを行っているかを確認することも可能です。
「載せ替え車両かどうか」は非常に重要な問題であり、私たちは載せ替え車両の購入を避けるようにしています。
魅力的に見えるパッカー車も入念に調べる
時折オークションには、「外装が新たに塗装されて見た目は綺麗」「走行距離が少ない」「車検が約一年間付いている」など、一見すると魅力的な車両が出品されています。しかし、これらの車両はしばしば疑わしいものであり、私たちは過去に一台の車両を非常に入念に点検し、その結果載せ替え車両は購入しないことを決定しました。
要約すると、「車両について詳しく知らない人が、それっぽく仕上げた載せ替え車両が多く、購入者のことは考えず、自分の利益だけを考えている」というのが現状です。もちろん、すばらしい技術と知識で完璧に載せ替えられた車両もあり、私たちも数年前に載せ替えが行われていると知りながら車両を購入したことがあります。その車両も、現地での入念な点検後に購入し、現在もお客様にご利用いただいています。
言い換えれば、載せ替え車両が全て悪いというわけではありませんが、注意が必要であるということを理解していただきたいと思います。
オークション開始時刻前の欠かせない点検

オークション会場に早朝に到着した後、約4,000台の出品車両から目的の車両を探し出し、出品票データに基づいて実車の点検を行います。点検の内容としては、その場で可能な全ての項目を確認します。

車両の点検では、エンジンの始動性、調子、音、オイルの量、オイル漏れ、冷却水の量、冷却水漏れ、排気ガスの色、トランスミッションとデフオイルのオイル漏れ、シャーシとボディの損傷や腐食など、走行テスト以外で可能なすべての項目を確認します。
パッカーの点検では、「積込作動」、「排出作動」、「安全装置作動」の各作動点検を実施し、異常がないことを確認します。さらに、油圧シリンダーの作動油漏れ点検とパッカーボディの腐食損傷の点検も行います。
入札前の点検では、「売りに出された理由」や「このパッカー車を手放す背景」など、車両の背後にある事情を推測しながら点検することで、車両の状態をより深く把握することが可能になります。
日々の点検整備の中で特に故障が多い箇所や、高額修理になりがちな箇所については、特に念入りに点検を行います。そして、その車両を十分な状態まで修理できるか? 修理をする場合には、どの程度の範囲になるのか? という予測を立てた上で、お客様に無理のない価格を上限と設定し、オークションに参加します。もし事前に中古車購入の相談を受けていた場合には、お客様の予算に合わせて価格設定を行います。
中古車でも 永く利用することは十分に可能
パッカー車は、労働の一端を担う大切な車両です。弊社では、お客様に長期間ご使用いただき、購入価格以上の価値を生み出していただくことを願っています。そのために、仕入れの段階からこだわりと信念を持って業務に取り組んでいます。
パッカー車の中古車購入をご検討の場合は、ぜひ一度お問い合わせください。