井野口自動車の工場は群馬県館林市というまちにあります。
館林市内には5つの沼があり、その沼の一つ「多々良沼」のボランティア活動をしています。
自然公園内のビオトープの手入れや、広大な多々良沼のヨシ焼きなど、
地域の自然環境保全に関わっています。
今月は活動メンバーの方が作業中に小さなかわいらしい巣を発見しました!
生きものの宝庫である水辺はとても貴重な場所。
みんなで育んでいきたいです。

井野口自動車の工場は群馬県館林市というまちにあります。
館林市内には5つの沼があり、その沼の一つ「多々良沼」のボランティア活動をしています。
自然公園内のビオトープの手入れや、広大な多々良沼のヨシ焼きなど、
地域の自然環境保全に関わっています。
今月は活動メンバーの方が作業中に小さなかわいらしい巣を発見しました!
生きものの宝庫である水辺はとても貴重な場所。
みんなで育んでいきたいです。

井野口自動車にフィリピンから初めて技能実習生がやってきて、はや1年8ヶ月。
20代の若者二人は、とてもまじめで優しい青年たちです。
二人が加わり、社内の雰囲気も温かくなりました。
仕事の面でも日々、着々と成長を遂げています。
自動車整備業界は、ここ何年も整備士不足が続いています。若者の車離れ、車への価値観など、
職業として自動車整備士を選択する日本の若者は年々減少しています。
相反して、物流市場や環境サービス業は拡大傾向にあり、
特殊車両・大型車両を扱う自動車整備業は労働力不足の状態が続いている現状があります。
そんな中、技能実習生として「日本で整備技術を学びたい」と働いてくれる海外の若者たちは、
この業界にとってはとても貴重な存在です。
技能実習生から特定技能実習生として日本で過ごす5年間。
二人の成長がとても楽しみです。

こんにちは。井野口自動車整備工場の井野口誠です。
造園業の繁忙期といえば、夏から秋にかけての剪定・草刈りシーズン。
仕事が集中し、現場はとにかく「効率重視」になります。
しかし、この繁忙期こそ塵芥車の急な故障が多発します。
「忙しいから点検を後回しにする」「無理な使い方をしてしまう」ことが重なり、車両に大きな負担がかかるのです。
今回は、繁忙期に多い急な故障パターン3つと、その予防法を解説します。
現場でよくある声
「現場でいきなり油が噴き出した!」
「積込が動かなくなって作業がストップ…」
原因
対策
(架装部ではありませんが、繁忙期に多い重大トラブルです!)
現場でよくある声
「作業中にエンジンが止まってしまった」
「水温が急に上がって、ヒヤッとした」
原因
対策
現場でよくある声
「警告ランプが点いて、出力が落ちてしまった」
「最近、手動での再生要求が頻繁に起こる」
「再生燃焼時間が長くて作業に支障をきたすようになってきた」
原因
対策
繁忙期のトラブルは「急に起きた」と思われがちですが、実際には日常の小さな異変を放置した結果です。
特に造園業の塵芥車は、草木特有の「重量・発酵熱・腐食」という負担を受けやすく、家庭ごみ用の塵芥車よりも故障リスクが高いのです。
繁忙期の前に年間点検を計画的に行い、消耗部品は予防交換することが、最大のリスクヘッジになります。
💬 次回予告
次回は「中古塵芥車を導入するときに注意すべきポイント」をお届けします。
“安さ”だけに目を奪われて失敗しないために、プロがチェックするべき箇所を詳しく解説します。
こんにちは。井野口自動車整備工場の井野口誠です。
造園業の現場で回収する剪定枝や草木は、一見すると軽そうで無害に思えます。
しかし実際には、塵芥車にとって大きな負担となり、寿命を縮める原因になります。
タイトルでは「水分」としていますが、実はそれだけではありません。
草木に含まれる水分が重さを増すだけでなく、発酵による熱や酸の生成が金属部品を劣化させるのです。
ここでは、なぜ草木が塵芥車を傷めるのか、そのメカニズムと対策を解説します。
現場でよくある声
「雨上がりの現場は、すぐに満載になる(過積載になる)」
「芝刈り後の草は、水を含んでいて重すぎる(過積載になる)」
ポイント
対策
現場で見られる症状
メカニズム
対策
現場での実態
影響
対策
造園業の塵芥車は、「重量増」「高熱」「腐食」という三重の負担を受けています。
乾燥ごみや家庭ごみとは異なり、生きた有機物を扱うことで、車両には短期間でダメージが蓄積します。
日常的な重量管理と、作業後の洗浄・乾燥の徹底だけで、車両寿命は確実に延ばすことができます。
💬 次回予告
次回は「忙しい繁忙期こそ危険!造園業塵芥車の急な故障パターン」をお届けします。
なぜ繁忙期に限ってトラブルが重なるのか?
予防のための年間点検計画もご紹介します。
✨ 補足 ✨
今後は「塵芥車の洗浄・清掃の正しい方法」についても記事化予定です。
現場で役立つ実践的なポイントをお伝えしますので、どうぞご期待ください。
こんにちは。井野口自動車整備工場の井野口誠です。
前回は「造園業に最適な塵芥車の種類と選び方」を解説しましたが、今回は造園業特有のトラブルにスポットを当てます。
実は、塵芥車は用途や積み込む物の種類によって、故障しやすい箇所や原因が大きく変わります。
造園業では特に、剪定枝や草木の性質が塵芥車に独特の負担をかけています。
ここでは、現場で頻発する代表的なトラブル3つと、その原因・対策を紹介します。
現場でよくある声
「草木を収集して積み込みしようとしたら、積込板が全然動かない!」
主な原因
対策
現場でよくある声
「ゴミを排出したあと、パッカーが閉まらない!」
「閉まらなくて走行できず、帰れない!」
主な原因
対策
現場でよくある声
「太い枝を巻き込んだら、急に異音がして動かなくなった…」
「積み込みプレートが変形してしまった!」
主な原因
対策
造園業の塵芥車は、一般ごみ(生ごみ)回収車よりも腐食環境が厳しいケースが多く見られます。
植物の発酵は高熱を発し、金属の酸化を早める可能性もあります。
「鉄のほうが枝や草木より硬い」と思いがちですが、投入方向や枝の太さ・硬さによっては、短期間で機械を損傷させることがあります。
日常点検・清掃・積込方法の工夫(社内ルール化)だけで、トラブル発生率は大幅に減らせます。
💬 次回予告
次回は「草木の水分が塵芥車を傷める理由」をお届けします。
見た目は軽そうな枝葉や芝生が、なぜ車両や油圧機構に負担をかけるのか?
現場でできる簡単な水分対策や寿命を延ばす工夫もご紹介します。
こんにちは。井野口自動車整備工場の井野口誠です。
近年、造園業でも塵芥車(ごみ収集車)を活用するケースが年々増えています。しかし、すべての現場に同じ車種が適しているわけではありません。
「塵芥車って、種類によってそんなに違うの?」と思われる方も少なくありません。
今回は、塵芥車の主な種類と造園業での向き・不向きをわかりやすく解説します。
(1)積込み方式
塵芥車は、大きく分けてプレス式(圧縮式)/回転板式/ロータリー式の3タイプがあります。現在では、プレス式と回転板式が主流です。
プレス式(圧縮式)
回転板式
ロータリー式(荷箱回転式)
(2)排出方式
(3)大きさ(車両サイズ・荷箱容積)
造園業では、狭い道や公園内を走行することが多く、2t車・3t車が主流です。
荷箱容積は4〜6立米が扱いやすく、満載でも重量オーバーになりにくいのが特徴です。
造園業では「2t車/プレス式/強制排出式」が比較的多く使われますが、現場条件によって最適解は異なります。
| 導入方法 | メリット | デメリット |
| 新車購入 | 最新機能・長期使用可能・故障リスクが低い | 初期費用が高い |
| 中古車購入 | 導入コストを抑えられる | 整備履歴・残寿命の確認が必須 |
| レンタル | 繁忙期だけ利用可能・維持費ゼロ | 長期利用は割高・仕様が限られる |
自社の作業内容、現場環境、繁忙期の稼働状況に合わせた塵芥車を選ぶことで、
作業効率向上・コスト削減・故障リスク低減の3つを同時に実現できます。
導入前には、「どの現場で・何を・どのくらいの頻度で回収するのか」を明確にすることが、失敗しない選び方の第一歩です。
💬 次回予告
次回は「造園業ならでは!剪定枝・草木回収で多発する塵芥車トラブル3選」をお届けします。
現場で起こりやすい具体的な故障と、その予防法を詳しく解説しますのでお楽しみに。
こんにちは。
塵芥車専門の整備士、井野口 誠です。
少し長文になりますが、とても大切なことですので、ぜひ最後までご覧ください。
今年の夏は、例年になく早い時期から猛暑日が連続しています。
私たちの整備工場にも、
「エンジン冷却水温が上昇しすぎて動かなくなった!」
というオーバーヒートの緊急修理が相次いでいます。
では、なぜ塵芥車はとくにオーバーヒートしやすいのでしょうか?
今回は、現場で実際に起きている状況と、その予防策を「夏のシーズンニュース」としてお伝えします。
塵芥車(パッカー車)は、他のトラックと異なり、
🚛 走行せずに作業する時間が長いという特性があります。
特に積込み作業中には、以下のような条件が重なります:
このような環境下では、エンジン内部の熱が逃げにくくなり、冷却が間に合わずオーバーヒートを起こしやすくなるのです。
① ラジエーターの目詰まり
塵芥車は、ゴミやホコリが多く舞う現場で使用されます。
ラジエーターの網目に紙くずや粉じんが詰まることで、冷却効果が著しく低下します。
対策:
② 水温計の見逃し
作業中は運転席を離れていることが多く、
水温計の異常に気づかないまま作業を続けてしまうケースがあります。
対策:
③ 冷却水(LLC)の劣化・不足
冷却水(LLC:ロングライフクーラント)は、量が足りているだけでは不十分です。
品質が劣化していると、本来の冷却性能を発揮できません。
冷却水が劣化すると:
対策:
実際のトラブル事例では、こんな声が聞かれます:
「朝は問題なかったのに、午後になって急に水温が上がった」
「回収作業後に移動しようとしたら、エンジンが止まってしまった」
たった1度のオーバーヒートで…
といった大きな影響を受けることもあります。
だからこそ、“予防整備”は最大のコスト削減策なのです。
ひとつでも不安な項目があれば、
夏本番前に点検・整備をおすすめします!
井野口自動車整備工場では、以下のような塵芥車専門サービスをご提供しています:
「うちのパッカー車、大丈夫かな…?」
と感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。
☀️猛暑にも負けない!
あなたの塵芥車を一緒に守ります!
エンジンの冷却水温だけでなく、油圧装置の熱トラブルにも注意が必要です。
実は数年前の夏、40℃を超える猛暑が続いた際、
私たちの工場にも油圧系トラブルの相談が相次ぎました。
パッカー車の油圧装置に使われている作動油(油圧オイル)には、
【適正な作動温度】があり、上限はおおよそ80℃前後とされています。
🔥 高温によるリスク
その結果:
といった、作業効率の低下や重大な故障につながる恐れがあります。
❄️ パッカー車には「オイルクーラー」がない
エンジンにはラジエーター(冷却装置)が備わっていますが、
パッカー車の油圧装置には、基本的にオイルクーラーが搭載されていません。
つまり、作動油の温度管理は、運用上の工夫がすべてです。
✅ 対策と予防のポイント
🛑 作動油タンクでの火傷にも注意!
実際の現場では、作動油タンクが素手で触れないほど高温になり、火傷を負った事例も報告されています。
安全のためにも、油圧装置の暑さ対策は欠かせません。
夏場の塵芥車には、
この3つをしっかりそろえておくことが大切です。
「パッカー車が熱中症になる前に、私たちが守る」
そんな意識で、暑さに負けない夏の稼働を一緒に実現していきましょう!
📘 記事執筆:井野口 誠
(塵芥車専門整備士/井野口自動車整備工場)
こんにちは、井野口誠です。
10日間にわたるブログチャレンジを終え、心から「やってよかった」と感じています。
人に思いを“伝える”ことの難しさ。
読む人の立場に立って、できるだけ優しく、わかりやすく書くということ。
頭ではわかっていたつもりでも、実際にやってみて気づくことばかりでした。
でも、「伝えること」には力がある。
この実感は、これからの仕事にも、人生にも必ず活かしていきたいと思います。
11日目特別編の今回は、僕の本音の中の“本音”をお話しさせてください。
高校時代、僕はカヌー部に所属していました。
毎日、厳しい練習を乗り越えながら、体を動かすことが大好きになっていったんです。
当時の夢は、整体師としてスポーツ選手の体をケアし、支える仕事をすること。
でも、父の思いは違いました。
「家業である整備工場を、息子たちに継いでほしい」——。
夢を語る僕に、父は首を縦に振りませんでした。
結果、高校卒業後は自動車整備の専門学校に進学し、整備士の道へ。
整備士になってからも、ずっと気持ちの中に引っかかるものがありました。
正直に言えば、40代前半くらいまで、「好きじゃないことを仕事にしている」という感覚を持ちながら働いていたのです。
父がリタイアを意識し始め、僕が現場を任されるようになった頃、
ようやく「仕事の中に自分の考えや想いを反映できるように」なってきました。
そのとき、はっきりと気づいたんです。
「ああ、自分は今、自分らしく生きている」と。
もし僕が、根っからのクルマ好きだったら…。
整備業界に対して、疑問を持つこともなく、ただ目の前の仕事をこなしていたかもしれません。
でも、“好きじゃなかったからこそ見えた景色”がありました。
だからこそ、塵芥車というニッチな車両に目を向け、そこにこそ自分の価値があると気づけたのだと思います。
今では、父に感謝しています。
この道を選んだことにも、心から誇りを持っています。
答えは、少し意外かもしれません。
理由は、“儲かるから”です。
でも、これは適当に選んだ答えではありません。
自動車整備業界で生きていくために、真剣に悩み、考え抜いた末の選択でした。
乗用車整備は、どこでもできる。誰でもできる。
だからこそ、価格競争が激しく、整備士も経営者も疲弊していました。
「このままじゃ、みんなが豊かになれない」
「誰にもできないことを、自分たちの仕事にしよう」
そう考え抜いて、たどり着いたのが――塵芥車専門の整備という道だったのです。
現在、僕たちの工場には、県外からも修理や中古車のご相談、レンタカーのご依頼が届きます。
「遠くても、井野口さんのところに頼みたい」
そう言ってくださるお客様の声が、本当に嬉しく、励みになっています。
これこそが、“誰にもできない仕事”を磨いてきた証だと思っています。
整備士という仕事は、基本的に裏方です。
直接「ありがとう」と言われることは、少ないかもしれません。
でも――
そんな瞬間に、
「自分の仕事には、価値がある」
と、心から感じることができるのです。
この仕事をしてきて、塵芥車を3つの言葉で表すとすれば、こうなります:
ゴミを集める車というだけでなく、
街の“当たり前”を静かに支える、働く車なんです。
小さな町の整備工場にできることなんて限られている。
そう思っていた過去の自分に言いたいんです。
「塵芥車一台が、地球の未来を変える種になれる」と。
日本の知恵と技術を、次は世界のごみ問題の現場に届けたい。それが私の夢です。
塵芥車(パッカー車)は、「破砕機」ではありません。
多少の圧縮力はありますが、無理な詰め込みや用途外の使用は、故障や寿命の短縮につながります。
正しい使い方を知り、正しく扱うこと。
これもまた、整備の一環です。
車にとっても、人にとっても、長く安全に使うために必要な“基本”です。
僕のように、「好きではなかった仕事」を続けて、
その先で“やりがい”を見つけた人間もいます。
そんな会社があっても、面白いと思いませんか?
塵芥車で困ったときは、いつでも気軽に相談してください。
この特別編は、整備のノウハウではなく、
僕という人間の背景と想いをお伝えしたくて書きました。
ここまで読んでくださったあなたに、心から感謝します。
これからも、
「街を支える仕事を、裏側から支える整備士」として、
塵芥車と真剣に向き合い、磨き続けていきます。
ありがとうございました。
—— 井野口 誠