こんにちは。あらためまして群馬県館林市で塵芥車専門の整備工場を営んでいる、代表の井野口誠です。
今回、10日間ブログ投稿チャレンジを始めることにしました。
正直に言います。
僕は文章を書くのが得意ではありません。
でも、「塵芥車のことをもっと多くの人に知ってもらいたい」「整備士という仕事の価値を伝えたい」と思い、このチャレンジを決意しました。
さて、初日の今日は、僕自身の話から始めようと思います。
なぜ僕が“塵芥車の整備士”になったのか?
■ 整備士になったのは「自分のやりたいこと!」じゃなかった
僕が自動車整備士の道に進んだのは、正直に言えば、親の会社を継ぐためでした。
小さいころから車が好きだったわけでもありませんし、エンジンなどの構造に興味があったわけでもありません。
でも、家業として自動車整備工場があり、「いずれは自分が継ぐことになるんだろうな」と思いながら育ちました。
■ 自社の強みに気づいたころから「使命感」が芽生え始めました
実は、僕が“使命感”を感じるようになったのは、整備士として働き始めてからすぐのことではありません。
弊社では昔から、塵芥車の整備を当たり前のように行ってきました。
それこそ入社して15年以上経ってから、ようやく気づいたんです。
「自分たちは、塵芥車というニッチで重要な領域に特化している。これは他の整備工場にはない“強み”なんじゃないか?」・・・と。
でも、人って、自分の強みに気づくのって難しいですよね。
自分にとって“当たり前すぎること”は、価値として認識できなかったりします(笑)
けれど、自分の経験や技術を活かして、誰かの役に立てていると実感できたとき、人は本当に生き生きと働ける。
それが「自分らしく働く」ということなのだと思います。
僕自身、「塵芥車の整備を通じて社会に貢献できている」と気づいたとき、「これは自分たちにしかできない仕事だ」と感じました。
そのとき、心から“使命感”が芽生えたんです。
塵芥車って、「社会の“縁の下の力持ち”」なんですよね。
毎日、当たり前のようにゴミを集めてくれる。
でも、それが止まった瞬間、街の機能そのものが止まってしまう。
そんな重要な役割を担っていることに気づいたとき、「整備士」という仕事に、深い意味と誇りを感じるようになりました。
もし僕がもともと車好きで、子どもの頃から整備士になるのが夢だったら――
きっとこの視点の転換はできなかったと思います。
だからこそ、今の「井野口自動車整備工場」があるのかもしれませんね(笑)
■ 塵芥車整備士は、もっと誇りを持っていい仕事
僕は今、塵芥車に特化した整備・販売・レンタルの事業を行っています。
中古塵芥車を再生して必要な現場に届けたり、繁忙期だけのレンタルに対応したり、トラブル時の迅速対応も行っています。
この仕事は、「直接ありがとう」と言われる機会は少ないかもしれません。
でも確実に、誰かの役に立っている。
そんな誇りを持てるようになったのは、塵芥車という存在にしっかり向き合ってきたからだと思います。
■ 最後に
これから10日間、塵芥車や整備のこと、自分の思いを少しずつ書いていきます。
もし読んでくださる方がいたら、心から感謝します。
そして、少しでも「塵芥車って面白い」「整備士って大変だけどかっこいい」と思ってもらえたら、それが何よりの喜びです。
明日は「塵芥車のしくみ」について書く予定です。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。