こんにちは。
塵芥車(パッカー車)専門の整備士、井野口です。
前回の記事では、アクティベーションラボの二次審査でオンライン面接を受けた日のことを書きました。
今回は、その後に始まったメンタリング期間の3か月について書いてみたいと思います。

群馬から名古屋へ通う日々が始まりました
合格の連絡をいただいたあと、メンタリングがスタートしました。
会場は名古屋 「STATION Ai」。
私は群馬から通うことになりました。
距離としては決して近くありません。
それでも不思議と、
大変だな
という感覚よりも、
新しい世界を見に行く
これから新しい世界が広がる
そんな感覚の方が強かったことを覚えています。
DAY0で出会った同期の仲間たち
DAY0では、約70チームの応募の中から審査を通過した12チームの同期生と初めて顔を合わせました。
それぞれまったく違う分野で事業に挑戦している方ばかりでしたが、
ここから本気の時間が始まる
そんな空気を感じたのを覚えています。
この3か月を共に走る仲間ができた瞬間でもありました。
それまで出会ったことのない視点でした
メンタリングが始まってすぐに感じたのは、
これまで自分が当たり前だと思っていた考え方が通用しない場面が多い
ということでした。
整備の現場では、
どう直すか
どう守るか
どう止めないか
を考え続けてきました。
一方でメンタリングの場では、
それは誰の課題なのか
どれくらいの人が困っているのか
仕組みとして解決できるのか
そして、ビジネスとして成り立つのか
という問いが投げかけられました。
同じ現場の話をしているはずなのに、
見ている角度がまったく違う
そんな感覚がありました。

最初に考えていたテーマは「教育」でした
当初、私が考えていた事業テーマは
「現場の声から生まれた塵芥車の安全教育」
「塵芥車の教育で人の命と環境を守り続ける」
というものでした。
事故を減らしたい。
正しい使い方を伝えたい。
これは整備士として自然な発想だったと思います。
何度も現場へ足を運びました
全5回のメンタリングを通して、メンターさんからさまざまな問いをいただきました。
お客様は本当にその課題で困っているのか?
サービスを提供する側の思い込みではないか?
お客様の本当のインサイトを理解しているか?
その解決方法は、本当に現場に合っているのか?
そうした問いを受けながら、
何度も、何度も、何度もお客様のところへ足を運びました。
現場の声を聴き、
管理者の声を聴き、
経営者の声を聴き、
実際のゴミ収集作業も収集現場で確認しました。
少しずつ見えてきた本当の課題
ヒアリングを重ねる中で、
本当に解決したい課題は何なのか
を改めて考えるようになりました。
事故が起きる理由
トラブルが起きる理由
現場が止まる理由
それらを一つひとつ見直していく中で、
教育だけでは解決できない課題がある
ということに気づき始めました。
本当に課題を解決するソリューションほど難しく、
逆に課題から遠いものほど簡単に形にできてしまう――
そんなことを、この3か月で何度も考えさせられました。
現場は、
故障してから対応する
という前提で動いてしまっている。
だから止まってしまう。
だったら、
止まらない仕組みをつくれないだろうか
そう考えるようになっていきました。
眠れない3か月でした
この3か月間は、本当に眠れませんでした。
正直に言うと、
生きた心地がしなかった
というのが近いかもしれません(笑)
でもその時間の中で、
起業家の本気に本気で応えてくれるサポートメンバーがSTATION Aiにはいました。
応援してくれる人もたくさんいました。
だからこそ、前に進み続けることができたのだと思います。
事業のテーマが変わり始めた瞬間
この3か月の中で、
事業の軸は少しずつ変わっていきました。
安全教育から、
塵芥車の現場を止めないための仕組みづくりへ。
整備士として現場で感じ続けてきた違和感が、
少しずつ形になり始めた時間だったように思います。
今振り返って思うこと
群馬から名古屋へ通った3か月は、
距離以上に大きな意味のある時間でした。
整備士として積み重ねてきた経験が、
社会の課題として整理されていく。
そんな感覚を初めて持った時間でもありました。
そしてこのあと、
いよいよ最終ピッチの日を迎えることになります。
次回は、人生で初めての最終ピッチ当日のことを書いてみたいと思います。
