今回のシリーズ(インジェクター・DPDマフラー・アッシュフリーオイル・リボーン改)を読んでくださった方に、少し「裏話」と、私自身の信念についてお伝えしたいと思います。
■ 縁あって出会えた一人の工場長
あるエンジントラブルをきっかけに、私は一人の方と知り合いました。
その方は、エンジンのリビルト品(再生エンジン)を製造している企業の工場長さん。
仕事柄、ディーゼルエンジンの故障について徹底的に研究・探究をしており、今回の4回構成の記事でお伝えした知識や情報は、実はその工場長さんから提供いただいたものです。
あたかも私自身の知識や経験のように語ってしまいましたが…(笑)
それほどまでに衝撃的で、現場に直結する“本物の知恵”だったのです。
■ 同じ志を持つ仲間だった
話してみると、仕事や整備に対する姿勢に強い共感を覚えました。
- 「壊れてから直すのではなく、壊れる前に守る」
- 「現場を止めないことこそ、お客様の最大の利益」
そんな思いをお互いに語り合ううちに、気づけば長時間にわたる対話に。
そして最後に年齢を確認し合ったところ――なんと同級生だったという偶然!(笑)
思わず二人で大笑いしてしまいました。
■ 整備士としての信念を改めて
ここで改めて、私自身の信念についても少しお話させてください。
私は若い頃、体調管理・健康管理において「栄養は食事から摂るもの。サプリメントなんかに頼らない」と思っていました。
整備士としても同じで、「車の故障は自分の手で直す。添加剤になんて頼らない」と考えていました。
しかし今は考え方が大きく変わりました。
趣味で続けているトライアスロンを通して、食事・睡眠・運動の重要性を実感し、必要に応じてサプリメントで栄養補給もしています。
定期的にクリニックに通い、バイオレゾナンス療法やプラズマ療法を受けて健康維持に努めています。
私の信念はこうです。
- 「健康を維持できない人は、命を維持することはできない」
- 「命よりも大切なものがあるとしたら、それは健康」
そして、健康で長生きがしたい――この思いを誰よりも強く持っています。
これはそのまま、働く車にも当てはまります。
日々のメンテナンスで「壊れない状態を維持する」ことこそが、寿命とパフォーマンスを左右するのです。
「壊れたら直す」では遅い。
「壊れる前に整える」ことこそ、整備士としての使命だと私は考えています。
■ まとめ
今回の記事シリーズは、工場長さんとの出会いがなければ生まれませんでした。
技術と信念を共有できる仲間に出会えたことに感謝しつつ、その知恵をお客様に還元していくのが私の役割です。
そして改めて、整備士としての信念は変わりません。
「壊れる前に守る」――これが私の整備士としての生き方です。
📌 特別編を終えて
インジェクター、DPD、デポジット、アッシュ…と少し難しい話をしてきましたが、根底にあるのは「現場を止めない」という思いです。
これからもブログを通じて、現場で役立つ整備の知恵を発信していきますので、ぜひ楽しみにしていてください。
👉 インジェクターのトラブル、DPD・DPF・DPRマフラーのトラブルでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。