「動かない!」原因を調べたら、まさかの“住人”がいました

こんにちは。
井野口自動車整備工場の井野口誠です。
ある時、
「パッカーが動かない!」
というご相談がありました。
積込み作業ができない。
スイッチを押しても反応しない。
架装部分が動かない。
現場では、かなり焦る状況です。
普通なら、どこかの部品が壊れたのかな?
配線に不具合があるのかな?
そんなふうに考えるところですが、
今回の原因は少し違いました。
犯人は、まさかの“住人”でした。
原因は、まさかのネズミでした
原因を調べていくと、
ある場所の配線が傷んでいました。
ただの劣化ではありません。
よく見ると、配線がかじられていたのです。
そうです。
原因は、まさかの……
ネズミによる“チュウ害”でした。
チュウ害。
名前は少しかわいく聞こえるかもしれません。
でも現場からすると、まったくかわいくありません。
ネズミに配線をかじられてしまい、
パッカー車の架装部分が操作できなくなっていたのです。
しかも厄介なのは、
ネズミがかじる場所が、人の手の届きにくい場所だったり、
普段は見えにくい場所だったりすることです。
見えるところで堂々とかじってくれれば、まだ助かるのですが、
ネズミもなかなかの職人です。
ちゃんと見つけにくいところを攻めてきます。
こちらとしては、
「そこはやめてくれ……」
という場所を、しっかり狙ってくるのです。

なぜパッカー車にネズミが住み着くのか?
では、なぜパッカー車にネズミが寄ってくるのでしょうか。
理由のひとつは、
パッカー車が生ごみなどを運ぶ車だからです。
もちろん、すべての車両で起きるわけではありません。
でも、清掃が不十分な状態が続くと、
ごみのにおいや汚れが残ってしまうことがあります。
ネズミからすると、そこは魅力的な場所なのかもしれません。
そこに住んでいれば、
勝手にご飯が運ばれてくる夢の環境。
まさに、
ネズミ界のディズニーランド。
しかも入場無料。
食べ物つき。
雨風もしのげる。
ネズミからしたら、
「ここ、最高じゃん」
となってしまうのかもしれません。

ただし、こちらからすると夢の国どころではありません。
配線やホースをかじられてしまえば、
現場では大きなトラブルになります。
“チュウ害”は、現場を止めることがあります
ネズミに配線をかじられると、
パッカー車が突然動かなくなることがあります。
スイッチを押しても動かない。
いつも通り操作しているのに反応しない。
原因がすぐに見つからない。
こうなると、現場は本当に困ります。
「朝は普通に動いていたのに」
「さっきまで使えていたのに」
「なんで急に?」
そんなふうに感じることもあります。
でも、原因をたどっていくと、
まさかのネズミ。
人間からすると予想外でも、
ネズミからすると、ただの日常生活だったのかもしれません。
しかし、その日常生活の結果、
パッカー車は止まってしまいます。
これは笑い話のようで、
実際にはかなり困るトラブルです。
洗車・清掃は、見た目のためだけではありません

ここで大切なのが、
毎日の洗車と清掃です。
パッカー車の洗車というと、
「見た目をきれいにするため」
と思われがちです。
もちろん、それも大切です。
きれいな車は、見ていて気持ちがいいですし、
会社の印象にもつながります。
でも、パッカー車の場合はそれだけではありません。
洗車や清掃には、
においを残さない
汚れをためない
ネズミを寄せつけない
故障を防ぐ
という大切な意味があります。
つまり、
洗車は、パッカー車にとって一番身近な予防整備です。
見た目だけの話ではないんです。
パッカー車をきれいにすることは、
ネズミに向けて、
「ここは住みにくいですよ」
と伝えることでもあります。
ネズミ界のディズニーランドを、
ネズミ界の“閉園した遊園地”にする。
そのためにも、日々の清掃は大切です。
まとめ
今回は、パッカー車ならではの珍しいトラブルとして、
ネズミによる“チュウ害”についてお話ししました。
「パッカーが動かない!」
原因を調べてみたら、
まさかのネズミによる配線被害。
めったにあることではありません。
でも、たまにあります。
そして起きてしまうと、
現場が止まってしまうことがあります。
パッカー車は、生ごみなどを運ぶこともある車です。
だからこそ、
毎日の洗車・清掃がとても大切です。
汚れを残さない。
においを残さない。
ネズミを寄せつけない。
現場を止めない。
そのための洗車です。
ネズミにとって居心地の良い車ではなく、
現場で安心して働ける車にしておく。
それが、パッカー車を長く安全に使うための第一歩です。
もし、いつもと違う動きや、
気になる症状がありましたら、
早めに専門の整備工場へご相談ください。